・ファン
発熱物の温度を下げるために機器内の空気の流れを強制的に作るための冷却扇。
・VCCI
健全な情報化社会の発展に貢献することを目的に、会員が自主的に、他の無線通信業務および電子/電気機器に障害を与えないよう情報処理装置および電子事務機器等から発生する妨害波の自主規制措置の運用。
・フィルタ
不必要な周波数成分の量を減衰させるための回路素子。
・フォトカプラ
発光素子と受光素子で構成され、発光素子側に入力信号を印加すると電気的に絶縁された出力信号が受光素子側から得られる。
・フォワード型コンバータ
一石式ON/ONコンバータの一種である。一次側スイッチオン時に二次側に電力を伝達する方式でトランスの一次、二次巻線が同極性で接続されている。
二次側はチョークコイルインプット型の平均値整流方式を採用している。フライバック型コンバータに比べ巻線がトランスとチョークコイル2個必要であるが、高効率であり、高周波スイッチングも比較的容易で小容量から中容量電源まで幅広く採用されている。一次側スイッチのオフ期間にトランスの磁束をリセットさせる必要がある。
・負荷短絡
負荷端における短絡をいう。出力端子からは配線インピーダンスを含む短絡となる。
・負荷変動(分)
定電圧精度を規定する際の一要因で、出力電流を規定の範囲内で変化させた時に生ずる出力電圧の変動分をいう。
・輻射ノイズ
装置または機器などから、空間へ放射されるノイズ。
・プッシュプル型コンバータ
他石式コンバータの一種である。巻数を等しく巻いた2直列のトランス一次巻線の両端に一対の半導体スイッチ素子をつなぎ、これを180°位相をずらして交互にスイッチングさせる方式。
特徴として、二次側の変換周波数が、一次側の倍になるのでフィルタが小型化できる。一次側スイッチに流れる平均電流はフォワード型コンバータに比べ半分になり比較的大容量電源に向いている。トランスの偏励磁対策が必要である。
・フの字特性
減流保護機能の一つで、過負荷の増大と共に出力電流が減少する方式で、出力短絡時に最小電流値になる減流パターン。
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・フライバック式コンバータ
一石式ON/OFFコンバータの一種で、一次側スイッチオン時にトランスの一次側にエネルギーを蓄積し、スイッチオフ時に二次側にエネルギーを伝達するようトランスの一次、二次巻線が逆極性に接続されている。
トランスに蓄えられるエネルギー量を変化させる事により出力電力を制御する。フォワード型コンバータに比べ、出力チョークコイルが不要であるが反面トランス形状が大きく、出力フィルタ用コンデンサに比較的大きな電流が流れる。
・フルブリッジ型コンバータ
他石式コンバータの一種である。個ランスの一次巻線を中心に直列に接続された一対の半導体スイッチ素子を180°位相をずらせて交互にスイッチングさせる方式。
一次側スイッチ素子への印加電圧は、プッシュプル型コンバータに比べ半分、平均電流はフォワード型コンバータに比べ半分になり、大容量電源に向いている。二次側の変換周波数が一次側に倍になるのでフィルタが小型化できる。反面、絶縁された駆動回路、トランスの偏励磁対策が必要である。
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出典:一般社団法人 電子情報技術産業協会『スイッチング電源用語集』 JEITA RCR-9101
『スイッチング電源通則(AC-DC)』 JEITA RCR-9130